mikuraのブログ

歌伴奏専門ピアニスト&ウェブライターのmikuraのブログです。

わたしがうつになった理由は「働かなくていい理由が欲しかったから」

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安定剤も睡眠薬も服用する必要がなくなったいまだからこそ思うんですが、

「うつ」になることで、やりたくない仕事を休まざるを得ない「正当な理由」

を作り出していたんだと思います。

 

新卒でストレートに就職することができたものの、

「この会社でどうしても働きたい!」と思って入社した会社ではありませんでした。

そもそも、その会社に決めた理由が

 

「名前が知れているから、親に文句言われないだろう」

「一般職だから、営業をしなくて済むだろう」

 

というものでした。

 

そんなマイナス理由で就職したので、会社に行くのが嫌で嫌でたまりませんでした。

仕事内容に興味はないし、一般職で入ったのに営業しなくてはいけないし、

自分と同世代の人はいないし、職場の人と話していても全く楽しくないし・・・

 

唯一の心休まる時間は、お昼ごはんを食べ終わってトイレで仮眠していたときでした。

 

そんな生活を送っていたので、就職して一ヶ月ほどで、

ごはんがあまり食べられなくなり、夜もあまり眠れなくなり、

心療内科に行ったところ、「うつ状態」だと診断されました。

 

 

 正直、ほっとしました。

 

 

「あ、これで会社に行かなくて済む!休める!」と思ったんですね。

 

ただ、お医者さんからは

「まだ就職して一ヶ月だから、薬を飲みながら様子を見ましょう」

と言われました。

 

正直、がっかりしたのを今でも覚えています。

 

 

最初は頓服的に服用をしていたのですが、だんだんと薬飲む頻度が増えていき、

ついには睡眠薬なしで寝ることができなくなりました。

わたしの場合は何故か安定剤の効果があまり感じれなかったので

ずーんと沈んだ気分の毎日でした。

 

食欲もなくなってきて、制服のサイズが合わなくなるくらい痩せていき

夜寝れない朝起きれないで遅刻・欠勤が増えていき

有給休暇を使い果たしたタイミングで「休職しましょう」ということになりました。

 

 

正直、ほっとしました。

 

 

それからは、毎日家にこもってだらだらする毎日を送りました。

通院は月に2回くらいだったと思います。

 

いわゆる「3分診療」というやつで、

「食欲があるかないか」「気分は落ち込む」「夜は寝れているか」

を聞かれて、その症状に合わせて薬が出される、といった診察でした。

 

毎日家でだらだらしてはいたのですが、

 

同期や今頃しんどくても今頃頑張っているんだろうな・・・

このまま辞めたいけど次の仕事どうしようかな・・・

なんでわたしはこんなにダメ人間なんだろう・・・

もういっそ死んだほうがいいんだろうか・・・

 

ということがずっとぐるぐると頭の中を巡っていたので

あまり休んでいる感覚はありませんでした。

 

 

夜寝れなかったり気分が落ち込むだけで体そのものは動いていたので、

 

「やっぱりわたしは甘えているだけなんだろうか」

「みんな頑張っているのに休んでいていいんだろうか」

 

という罪悪感が常につきまとっていました。

 

傷病手当をもらいながら休職していたのですが、

症状は良くなるどころかだんだん悪化していき、

傷病手当が出なくなるタイミングで退職しました。

 

ここまで書いていて、「そうだ、当時はこんな気持だったんだ」と思うと同時に、

 

「働かなくていい理由が欲しかったんだ」

 

とも思っています。

 

ameblo.jp

 

ガス警報器が鳴ったときに
ガス警報器の音を止めることに躍起になるよりも
どこからガスが漏れているかを探すことが大切ですよね。

 

そのための「警報」なのですから。

「異常が出てますよ」の警報なのですから。

 

でも、僕らは「警報」を「異常」だと言ってしまう。

 

 

 

うつやパニックは病気ではない、というのはそういうことです。


決して「うつやパニックは病気じゃないんだから、気のせいだから、ちゃんとしなさい」というような意味ではないのです。

 

 

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ん? じゃ、ここでいう「ガス漏れ」ってなんだ?

 

 

やりたくないことをガマンしてやってること

やりたいことをガマンしてやってないこと

 

それを「しかたない」とあきらめてること

ジブンより他人の迷惑や評価や期待を優先していること

成功や愛されるという麻薬を追いかけ続けていること

 

それらのために「がんばって」いること

「がんばればなんとかなる」と自分を酷使していることです。

 

 

心屋さんのこの記事を読んだとき、いわゆる「ぱっかーん」が来ましたね。

 

やりたくない仕事でもやらなければいけないと「ガマン」してたから

「警報機」がなったんだと。

 

わたしの場合は、やりたくない仕事をするという我慢をしていたので、

うつになるという警報機を鳴らすことで、

働かなくていい理由を作り出していたんだなと思います。

 

(もちろん、うつの人全員が全員そうであるとは限らないと思います。)

 

「うつは甘えだ」

 

と世間的にはまだまだ偏見がありますが、

わたしが思うに、「もっと自分の心に正直になりなさい」という

サインなんじゃないかと、今思います。

 

 

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