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「発達障害に生まれてよかったですね」ー 【書評】吉濱ツトム著「発達障害とどう向き合うか」

「わたしが発達障害かどうか白黒つけるまでのつれづれ」と題して記事を書いていき、

結果として「アスペルガー症候群」という診断がおりました。

 

何か日常生活で大きく変わったことがあるかと問われれば、特にはありません。

診断がおりた日は「やっぱりそうなんだ・・・」と落ち込みもしましたが、


最近では、診断名がついた分、発達障害についての本を読んだり

インターネットで色々と調べたりするようになり、

前向きな対処法を考えるように心持ちが変わってきたように思います。

 


特に、発達障害について前向きに捉えるようになれたきっかけはこの本。

 

吉濱ツトム著「発達障害とどう向き合うか」

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「生きづらさは克服できる」? 

わたしがこの本を手に取ったのは、

表紙に赤字で書いてある「生きづらさは克服できる」という文言に惹かれたからに他なりません。

 

当事者として思うのは、これまでの人生で「生きづらい」と何回も何回も感じているので、とにかくそれをどうにかしたいんですよね。

 

著者である吉濱さんは、「ど」がつくほどの重度のアスペルガー症候群なのだそうですが、
ご自身で試行錯誤した結果、現在では症状をほとんど目立たない程度に抑えることができているのだそう。

 

そんな方が書いた本だからこそ、普段あまり本は読まないわたしですが、

半ばすがるような思いで買いました。

 

 

 「発達障害だからこそ」と見方を変える。

吉濱さんは、現在、発達障害を抱える人にカウンセリングを行っているそうなのですが、

吉濱さんのもとを訪ねてこられた方にこう伝えるそうです。

 

「発達障害に生まれてよかったですね」

 

と。

そして、続けてこうも記されています。

 

これはお世辞でも何でもなく、発達障害のマイナス症状を軽減させ、本来の才能を引き出すだけで、ハイクラスの仕事に就くようになった人を何人も見てきたからです。 

 

インターネットの掲示板などでは、苦しんでいる当事者の方や、

身の回りの発達障害の方に苛立ちを覚えている方の投稿が目立って

どうしても殺伐としているのですが、一筋の光が見えた気がしました。

 

自分の特徴を知って、活かす。

「発達障害があるから、わたしは何もできない!」

と自暴自棄になってしまう瞬間もまだないこともないのですが、

「ない」ものは「ない」と割り切って、

「ある」ものにフォーカスすることが大事なんですよね。

 

この本の中で吉濱さんも、

「思いつく限り自分の特徴を書き出してリストアップしてみましょう」

と書かれています。

 

そうして、自分の特徴を知ってそれを活かすことができる道を考えていこうと提案されています。

これは、障害があるなしにかかわらずそうのかもしれません。

 

発達障害者には「栄養療法」が大切だった。

発達障害を抱える人は、

慢性疲労症候群を抱えていたり、

腸粘膜の働きが弱いため、栄養不足に陥っている人が多いのだそう。

(言われてみれば、わたしはすごくすごく疲れやすいんだった・・・)

 

そのため、「サプリメントの服用」を提唱されています。

特に、食事で取ることが難しいビタミンB群が良いとのこと。

(もちろんこれだけじゃないですよ!)

また、ローカーボ(糖質制限食)は、吉濱さんのところを訪れたクライアントさん全員に行ってもらっているそう。


ごはんやパンが大好きなわたしですが、

特にお昼に食べると眠くて眠くて仕方ないし、

ひとまずすぐできそうなのでやってみることにします。


サプリメントも、薬局で気軽に買えますし、

とにかく試してみるほかないですね。

 

だって、言われていることに全く疑いの余地が無いのですから。

 

おわりに

あまり活字は得意でない私ですが、

興味があるという理由もあるとは思いますが、

結構スラスラと読むことができました。

 

この本一冊あれば、発達障害とはなんぞやということについて

かなり具体的に知ることができるんじゃないかと感じました。

 

もちろん、読んだだけで症状が改善するなんて魔法がかかることはないので、

自助努力は必要ですが、そのための道標を示してくれている一冊だと思います。

 

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